万病の予防食~活性酸素を除去する野菜スープ健康法

野菜スープが万病の予防食ってホント?

万病の元になる活性酸素を除去するには、野菜スープがサラダよりもいいと言われる理由、作り方、長続きのコツを探っていきましょう。

野菜スープがサラダよりも強力な抗酸化作用がある理由

野菜に豊富に含まれるファイトケミカルは、強力な抗酸化作用で活性酸素を消去するがん予防の主役となる成分です。

代表的なものに、トマトのリコピン、ニンジンやカボチャのカロテノイド、ホウレンソウのルテイン、緑茶のカテキンなどがあります。

ファイトケミカルを取り出すには、野菜の固い細胞壁を壊す必要がありますが、刻んでもすべて壊すことはできません。

細胞壁を壊すいちばん簡単な方法は野菜を加熱してスープにすることです。

加熱することによって、細胞が破壊し、細胞内の有効成分の8割がたはスープに溶けだします。

スープの中の有効成分

・ポリフェノール、フラボノイド、カロテノイドなどのファイトケミカル
・ビタミンC、葉酸、ビタミンKなどのビタミンやミネラル

スープに溶けだしたこれらの有効成分は、腸で効率よく吸収される状態になっていますが、サラダは有効成分が細胞からじゅうぶんに放出されず、細胞の中にとどまったままなので、腸から容易に吸収できません。

野菜の活性酸素を消去する働きは、生野菜をするつぶしたものより、野菜スープのほうが10~100倍も強いことが明らかになっています。

よって、野菜スープがサラダよりも強力な抗酸化作用があるといえるのです。

活性酸素が招くさまざまな症状

多くの研究により、活性酸素はがんだけでなく、老化や心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病、リウマチ、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患など、病気の9割を引き起こしているということが分かっています。

活性酸素によって作られる物質「過酸化脂質」が脳に付着すればアルツハイマー病の原因になり、皮膚のバリア機能を低下させてアトピー性皮膚炎を引き起こしたり、過酸化脂質とタンパク質が結びついてできる老化色素は、老人性のシミやしわ、くすみを作ったりします。

活性酸素を抑える野菜スープ

野菜スープは、活性酸素の中でもとりわけ殺傷力の強い「脂質ラジカル」を消去する働きがあります。

脂質ラジカルは、活性酸素の中でも抜きんでて寿命が長く、体内を回り続けて細胞や遺伝子を傷つけます。

野菜スープは、この凶悪な脂質ラジカルを消去し、遺伝子の損傷や細胞のがん化を抑えることが証明されています

クマイ笹の葉のスープを与えたマウスの研究

高温・高圧をかけて抽出したクマイ笹の葉のスープを与えたマウスの研究では、水溶性の食物繊維が、がん細胞を攻撃するNK細胞やマクロファージなどを活性化し、マウスのがん発生と増殖を抑えることが確認できた。

がんが大きくなってからの投与よりも、マウスにがんを移植する前にクマイ笹を予防的に与えたほうが、より効果が強いことがわかった。

野菜スープの作り方

基本は、野菜1に対して水3で、火にかけ、沸騰直前に火を弱め約30分野菜が柔らかくなるまで蓋をして煮るだけです。

(野菜が300gなら水は900mlとなります。好みで調整してもOK。)

しかし、時間がない、光熱費を節約したいなどの場合は圧力鍋がおススメです。
圧力をかけて調理するので、短時間でも驚くほど野菜が柔らかく美味しくなります。
なお、野菜の有効成分ファイトケミカルは熱に強いので、壊れる心配はほとんどないようです。

野菜の皮や茎、根には、抗酸化物質が豊富に含まれています。「野菜だし」にして、捨てずに利用すると、より健康効果が高まります。

野菜だしの作り方

①野菜の切れ端を水でよく洗う。
②鍋に水を入れ、①を入れて弱火で20分ほど煮る。
③ざるで濾す。
④ファイトケミカルの宝庫野菜だしの出来上がり。

野菜スープの食べ方

◆食べる回数と量
1日に1~2回。1食250ml~300mlを目安に。

◆食べ方
野菜の形が残る「ごろごろスープ」、ミキサーにかけてなめらかにした「ポタージュスープ」のどちらでもOK。体調や好み、その日の気分に合わせて食べましょう。

野菜以外入れてもいいの?
魚、肉、牛乳などを加えてもGOOD。
タンパク質がとれて、体力がつきます。

◆味付け
味付けをしないのが基本。野菜から出るうまみで美味しく食べられます。
ただし、物足りない場合や、味を付けたほうが家族が喜んで食べる場合は、だしや塩・胡椒などの調味料を加えても問題ありません。

保存期間
冷蔵庫で2~3日は保存できます。それ以上は、冷凍庫で。
冷凍庫で長く保存する場合は、耳かき1杯程度のビタミンCを入れましょう。
酸化防止になります。

長続きのコツ

多めに作って、冷蔵庫で保存しておけば、食べたいときに食べられるので、作る負担も軽減できます。

難しく考えず、まずは冷蔵庫にある野菜で作ってみましょう。

慣れてきたら、色々な旬の野菜を使って、毎回違う味にするのも飽きずに楽しく続けられるコツです。
新たな発見がきっとあります♪

夏には冷製スープにすると良いでしょう。
冷蔵庫に入れて冷やすと味がなじんでコクがでて、グッと美味しく食べられます。
夏バテや食欲がないときにも、きっと強い味方になるはずです。

プラスしたい食材

◆鶏肉
筋肉のエネルギー源や筋肉の保持に重要な働きのあるアミノ酸「BCAA」が豊富に含まれています。手羽先なら、お肌に良いコラーゲンも含まれています。

我が家の野菜スープ

基本的に、手元にある野菜を使って、その日の気分で好きなように作っています。
【ある日の野菜スープ】
〇材料
・キャベツ1/2個
・玉ねぎ1個
・トマト1個
・ニンジン1/2本
・カボチャ1/4個
・ニンニク2粒
・バジル5枚
・水

以上の材料を20年近く使っている活力なべに投入し、火をつけ沸騰したら弱火にし、1分経ったら火を止め、冷めるまで放置します。

活力なべなどの圧力鍋を使うメリットは、短時間で調理できるので、鍋を監視する必要がない点と野菜が驚くほどおいしくなる点です。

※今は加圧時間なしのゼロ活力なべに進化しているようです。

ある程度冷めたら、ハンドミキサーでポタージュ状にしています。
そうすることで、あまり野菜が好きではない息子にも食べやすくなります。

塩とだしやブイヨンを入れないとちょっと物足りないので、煮るときに加えたりします。

味にうるさい娘は、牛乳を入れたり、顆粒コンソメを追加したり、食べやすいようにアレンジしています。

エノキ、マイタケ、マッシュルームなどのキノコもおススメです。
キノコに多いβ-グルカンなどの多糖類は、抗酸化力と免疫力を増強する働きがあります。
色々な種類の野菜やキノコを入れると、味に深みが増し、健康にも相乗効果が期待できます。

以上、活性酸素を除去する野菜スープ健康法でした。

簡単で、美味しい健康習慣を今日から始めてみませんか?

参考書籍

最強の野菜スープ 活用レシピ (抗がん剤の世界的権威が伝授!)
前田 浩 (著), 古澤 靖子 (著)

抗がん剤の世界的研究者がお勧めする「野菜スープ」活用法。科学的根拠に基づく説明が豊富で説得力のある一冊です。レシピや体験談もふんだんに掲載されているので、モチベーション向上にもつながります。

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