
ウェブサイトを立ち上げる際に、なくてはならないのがレンタルサーバーですね。
国内のレンタルサーバー業者として、エックスサーバー、ロリポップ、さくらインターネットが有名です。
弊社のお客様が使っているサーバーは上記のどれかなので、どのレンタルサーバーも利用経験があり、管理画面の使いやすさや使用感も経験済みです。
ワードプレス歴10年余りの筆者が、失敗したり、使って良かった経験をもとに、失敗しないレンタルサーバーの選び方をお伝えします。
安定したレンタルサーバーを選びましょう
2009年からウェブサイト制作会社を運営してきた経験上、最も重視すべきはサーバーの安定性です。
起業当初はコスト面重視で、某格安サーバーをレンタルしていたのですが、頻繁にサーバー障害を起こしていました。
サーバー障害が起きると、ウェブサイトの表示に時間がかかったり、全く表示されなかったり、メールの送受信ができなかったり、ウェブサイト運営や会社経営に支障をきたし、利益損失につながる大問題です。

そこで「安定したレンタルサーバーを選びましょう」が結論となります。
安定性に定評があるのは、エックスサーバーです。10年ほど前になりますが、エックスサーバーに引っ越したことにより、サーバー障害はいっさい起こらなくなりました。
問い合わせの返信も早く、しっかりと対応してくれるので、その点でもかなりおススメです。
≫月額900円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』
※WordPress自動インストール可能。データベースバックアップ14日分(ただし復元料は有料5000円)。
コスト重視で選ぶなら
小規模なウェブサイトやアフィリエイトサイトを始めるなら、出費はできるだけ抑えたいものです。
でも、性能や安定性に妥協はしたくないなら、MixHostです。
初期費用は無料。データベースのバックアップも無料なので、いざと言うときに安心です。
エックスサーバーと比較して多少安価ですが、機能的には全く劣っていません。
アクセスが増えた際も、プラン変更が即時可能で、1日単位の日割りで計算されます。
高度な攻撃からウェブサイトを保護するため、AI技術を使用し、攻撃を自動検知・保護するシステムを導入している点も魅力です。
※WordPress自動インストール可能。データベースバックアップ14日分。(復元料は無料)
可能なら別サーバーでバックアップを保存しましょう
エックスサーバーもMixhostも自動バックアップ機能がついているのですが、保存期間が14日間と短めです。※他社も同様。
しかし、ウェブサイトを改ざんされた場合など、さらに古いデータが必要になることがあります。
その時のために、プラグイン「BackWPup」で、別のバックアップ用サーバーに、自動でワードプレスのデータベースやファイルを保存してしまいましょう。
データベースやファイルをバックアップすることの利点は、うっかり削除しまったり、書き換えてしまったファイルを気軽に復元できる点です。
バックアップが手元にあれば、冷や汗をかくこともなくなります。
BackWPupの設定で、データベースやファイルのバックアップだけでなく、データベースの最適化が自動で行えるので、データベースのオーバーヘッドが原因の「画面が真っ白!」を予防することもできます。
≫BackWPup WordPress.ORG 日本語サイト
BackWPupでのバックアップデータの保存方法として以下の方法があり、いくつか試しましたが、安定しているのは「FTPサーバーに保存」です。
- バックアップをディレクトリに保存
- バックアップを FTP サーバーに保存 (ftp が必要)
- バックアップを Dropbox に保存 (curl が必要)
- バックアップを SugarSync に保存 (curl が必要)
- ログとバックアップをメールで送信
なお、ワードプレスのバックアップは、安価なレンタルサーバーで十分です。
ファンタネットでは、バリューサーバーを使っています。
月額167円(税別)から利用できるので、初めてのレンタルサーバーを利用される方にも、敷居が低い料金設定です。
WordPress自動インストールなど、基本的なサーバー機能も付いているので、とりあえずWordPressのサイトを作ってみたい人にもおススメです。
なぜ、サーバーが二つ必要なの?
ここで、バックアップするだけなら、レンタルサーバーを分けなくてもいいのでは?という疑問が湧いてきますよね?
「ファーストサーバー事件」をご存じでしょうか。
2012年の6月20日、レンタルサーバー業者のファーストサーバが大規模な顧客データを消失させてしまった事件です。
事件の概要は、以下の通り。
引用:データ消失!あのとき、ファーストサーバになにが起こったか?
つまり安心のため、ホスティングとバックアップのサーバーを分けているのです。
以上、「ワードプレス失敗しないレンタルサーバーの選び方(安定性/コスパ)」でした。
安定したレンタルサーバーで、安心で快適な日々をお過ごしください。